NEWS PICKS オリジナル番組「NEXT」イーロン・マスク特集!

今やトヨタに次ぐ、世界第2位の自動車メーカーへと急成長を続ける「テスラ」と、この革新的未来企業を率いる異端の天才「イーロン・マスク」に、オリラジの中田氏が、ゲストスピーカーとともに迫る、3回シリーズのトーク番組。広告主に配慮して、言いたいことも言えない地上波番組とは違って、論客たちが本音で、不都合な事実にまで踏み込む、その展開が痛快である。

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現在、テスラの車種ラインナップは、「モデルS」「モデル3」「モデルX」「モデルY」。つなげると「S3XY」。イーロン・マスクは当初、つなげて「SEXY」としたかったらしい。それを公言もしていた。しかしながらフォード社がそれを阻止すべく「モデルE」の商標登録を先駆けて取得したという逸話がある。この経緯を皮肉り、イーロンはよく「フォードにSEXを邪魔された(^-^)」というジョークを飛ばしている。

EV(電気自動車)に特化するテスラの開発コンセプトは明快。人類の救済のためのクリーンエネルギーのエコシステムの確立というミッションを掲げ、EVの特許も全世界にフリーで公開。この常識を超える戦略、いや「新常識」と言ってもいいくらいのアプローチにより、新たに立ち上がる自動車メーカーとともに1億台のEV車の普及を目指す。すでに中国や米国において、テスラとの共同戦線に名乗りを上げる新進のメーカーが次々と現れている。残念ながら日本からは、まだ現れていないという。電池や機構などEVの要素テクノロジーにおいて先駆者であったはずの日本が、今やテスラの後塵を配する、その背景も論客たちがずばり浮き彫りにする。

イーロン・マスクの経営哲学にも迫る。すべての社員がイーロンと直につながり、優れたアイデアは速やかに具現化される「超フラット組織」。テントにラインを仮組みして、そこでブラッシュアップし、完成したら工場に本ラインを組む「テスラ生産方式」。そして「物理学レベル、ナノレベルまで突き抜けろ」というイーロンの教えなど、ユニークな経営のあり方を浮き彫りに。また、異端の天才と言われる由縁、イーロンの幼少期の原体験、週に120時間働くワーカホリックぶりなども紹介される。そしてあのスティーブ・ジョブスと同様、イーロンはある意味、人間性の欠落があるがゆえの突き抜けた天才であり、そこに圧倒的なカリスマ性と魅力が生まれる、との考察もなされる。突き抜けた天才経営者が生まれない、日本の土壌についても触れている。

さらにイーロン・マスクが描く未来にも迫っている。①インターネット②持続可能なエネルギー③宇宙探査④人工知能⑤ゲノム編集という5つのテーマ、それぞれのビジョンを紹介。2050年までに火星に100万人を送る壮大な計画など、一見荒唐無稽に思えるビジョンも、今まですべて有言実行してきたイーロンなら・・・・と、その大いなる期待感を、それぞれが語る。また、米国と日本の投資カルチャーの違いにも話が及び、いつか日本にも天才経営者が現れる、そのための提言も。

最後に。オリラジ中田氏が、イーロン・マスクについての「60秒プレゼン」が行われて結びとなる。

異端の天才経営者、イーロン・マスク。

これは僕の私見であるが、イーロンにも、テスラにも、ワクワクさせられる「ストーリー」がある。まさに「ストーリーブランディング」の最たる成功例であると言える。イーロンは「粋」である。その取り組みも「本物」である。そしてすべてのチャレンジが、そのまま「伝説」となり、世界中の人々を魅了する。

少々おこがましい言い方かもしれないが、Grand Bleu Worksのスローガンである「粋を創る。本物を創る。伝説を創る。」に通じるものがあり、だからこそテスラとイーロン・マスクのこれからが楽しみであり、見逃せない。どんな感動ストーリーを見せてくれるのか・・・それを追いかけながら、GBWが挑むストーリーブランディングの羅針盤としたいと思っている。

テスラ オフィシャルホームページはこちら。

中田敦彦のYouTube大学〜偉人伝「イーロン・マスク」はこちら!

Text by 濱本益元

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